多和田葉子のおすすめランキング

プロフィール

1960年東京都生まれ。小説家、詩人、戯曲家。1982年よりドイツ在住。日本語とドイツ語で作品を発表。91年『かかとを失くして』で「群像新人文学賞」、93年『犬婿入り』で「芥川賞」を受賞する。ドイツでゲーテ・メダルや、日本人初となるクライスト賞を受賞する。主な著書に、『容疑者の夜行列車』『雪の練習生』『献灯使』『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』等がある。

多和田葉子のおすすめランキングのアイテム一覧

多和田葉子のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『献灯使 (講談社文庫)』や『地球にちりばめられて』や『雪の練習生 (新潮文庫)』など多和田葉子の全178作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

献灯使 (講談社文庫)

1956
3.28
多和田葉子 2017年8月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

東日本大震災を契機に描かれたデストピア小説。 現在は作者の描いたような姿にはなっていないが、近づいているように感じる。コロナ禍を経て大きな自然災害がやって... もっと読む

地球にちりばめられて

1336
3.97
多和田葉子 2018年4月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

楽しかった一冊。 留学中に母国が消滅し帰る場所を失った女性Hirukoが自分と同じ母語を話す人を見つける旅に出る物語。 多和田さんの創る世界と言葉の操... もっと読む

雪の練習生 (新潮文庫)

1185
3.86
多和田葉子 2013年11月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

翻訳物のような文章が読みたくて。解説佐々木敦さんが「出来るだけ予備知識抜きに読まれるべき」と書いておりそのように読めたのが嬉しい。最初はただ白熊のファンタ... もっと読む

地球にちりばめられて (講談社文庫)

1054
3.68
多和田葉子 2021年9月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

Audibleで聴了。ものすごく引き込まれたので、続編を文庫で買うことに。出来ればそちらもAudibleで聴きたかった。朗読の可能性も感じました。 もっと読む

犬婿入り (講談社文庫)

1031
3.41
多和田葉子 1998年10月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

新感覚の小説だなと感じました。  「ペルソナ」は、ドイツに住む日本人の道子が 人種による偏見に苛まれて、様々な国の人たちに出会い、それぞれの国でも、偏見が... もっと読む

星に仄めかされて

849
3.76
多和田葉子 2020年5月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

失語症のSusanooのために集まって来る人達の物語。群像劇のように一人の語りが一つの章になっている。『献灯使』以降の世界?日本は消滅か見放された国になっ... もっと読む

言葉と歩く日記 (岩波新書)

836
4.06
多和田葉子 2013年12月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

談話室にてお薦めいただいた本です。 著書の多和田葉子さんはドイツに暮らし、日独2ヵ国語で物語を綴る作家です。 本書は彼女の3ヵ月半を綴った日記です。 外... もっと読む

エクソフォニー――母語の外へ出る旅 (岩波現代文庫)

695
4.39
多和田葉子 2012年10月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日本ではまだバイリンガルと言うと特異な存在のように受け止められるけど、実は世界人口の半分はバイリンガル。思ったよりも当たり前になっている「一人が複数の声を... もっと読む

百年の散歩 (新潮文庫 た 106-2)

649
3.68
多和田葉子 2019年12月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

第一章がぶっ飛び過ぎて躊躇したが、ラップを聴いてるつもりで読むうちに多和田さんの魔術にはまる。「あの人」との待ち合わせでベルリンの通りを歩く私。景色と言葉... もっと読む

雪の練習生

585
3.85
多和田葉子 2011年1月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

ホッキョクグマ親子三代の物語。多和田ワールドにすっかり翻弄されたが、ラストまで読むことを諦めないで良かった。熊の目を通して見ると、人間社会って奇妙で、不条... もっと読む

献灯使

577
3.46
多和田葉子 2014年10月31日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

表題作が読みたくてとりあえず群像8月号を借りてきて読んだ。 多和田葉子さんは初めて。 近未来小説だとかSFだとかそう言った括りには収まりきれない作... もっと読む

それでも三月は、また

499
3.36
谷川俊太郎 2012年2月25日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

   何もかも失って    言葉まで失ったが    言葉は壊れなかった    流されなかった    ひとりひとりの心の底で 三月が来たら辛く... もっと読む

容疑者の夜行列車

472
3.63
多和田葉子 2002年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

夜行列車に乗り込むだけで、いろんな出会いや出来事がある。目的地ごとの13編。 舞台はヨーロッパからアジアまでの様々な都市に向かって走る夜行列車で、80年... もっと読む

百年の散歩

393
3.50
多和田葉子 2017年3月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

最初は彼女の硬い文体が苦手だと思った。感情を排除して、頭の中の連想ゲームを覗き込んでいるような。しかし、読み進めていくうちに引き込まれていく。まるでドイツ... もっと読む

雲をつかむ話

370
3.49
多和田葉子 2012年4月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

図書館で表紙の亀たちに目が行き、内容も確かめず思わず借りてしまった一冊。 まさに私にとっては「雲をつかむ」ような話で、正直あまりよく分からなかった。様々な... もっと読む

暗黒グリム童話集

367
3.19
多和田葉子 2017年3月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

表紙に惹かれて借りました。 漆黒を基調とした表紙。 様々なイラストレーターが描いたグリム童話の主役や動物たち。 金色の型押し文字でタイトルと執筆... もっと読む

本なんて!作家と本をめぐる52話

362
3.25
芥川龍之介 2015年7月17日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

目次 塩一トンの読書(須賀敦子) 南の島で読む本(四方田犬彦) 読むこと書くこと(浅田次郎) 馬鹿的思考(穂村弘) 心はさびしき狩人(開高健) 挙動不審に... もっと読む

変愛小説集 日本作家編 (講談社文庫)

360
3.35
川上弘美 2018年5月15日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

海外作家編では幻想を感じたが、こちらは会話やシチュエーションがリアルなためか違和感を感じるものが多かった。川上弘美・吉田篤弘はお馴染みの異世界。多和田葉子... もっと読む

太陽諸島

355
3.78
多和田葉子 2022年10月20日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

とても楽しかった前2作の、そのおもいでのまま読了した。この物語に確かに魅了されたのに、どこがどう素晴らしいのかは言い表せない。何々みたい、と例えることがで... もっと読む

海に落とした名前

332
3.21
多和田葉子 2006年11月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

短編集。3人のゲイ達の人間模様、記憶喪失になった私をめぐる兄妹等、具体的なシチュエーションの話が多かった気がする。でもオチがあるのか無いのかわからない相変... もっと読む
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