吉村昭の文庫本一覧

プロフィール

一九二七(昭和二)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六(平成一八)年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉村昭の文庫本一覧のアイテム一覧

吉村昭の文庫本一覧です。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。『羆嵐 (新潮文庫)』や『漂流 (新潮文庫)』や『高熱隧道 (新潮文庫)』など吉村昭の全206作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

羆嵐 (新潮文庫)

3837
4.11
吉村昭 1982年11月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

こちらも会社の先輩にお借りした一冊。 北海道の天塩山麓の開拓村にヒグマが現れた。 ヒグマは冬眠時期を逃してしまい、食べ物を求めて民家に襲いかかる。... もっと読む

漂流 (新潮文庫)

2378
4.29
吉村昭 1980年11月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

吉村昭の小説は、事実を丹念に検証し、分かり易く読み解いて小説の中に落とし込む。その事実の度合いが司馬遼太郎のそれよりも濃度が高い。だから、『難しそう』な気... もっと読む

高熱隧道 (新潮文庫)

2055
4.20
吉村昭 1975年7月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

吉村昭のノンフィクションは読みやすくありありと場面が頭に浮かぶ。まるで映画をみているように読み進められる。 過酷な環境下で工事を行う人夫達の奮闘と犠牲者が... もっと読む

破獄 (新潮文庫)

1996
3.87
吉村昭 1986年12月23日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

H29.1.27読了。 もっと読む

三陸海岸大津波 (文春文庫)

1844
3.97
吉村昭 2004年3月12日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

再読。 地震、津波の恐ろしさを改めて考えます。 この本は1970年刊行。 吉村昭氏は三陸海岸沿岸の海と人々の生活の関わり様が好きで、頻繁に訪ねていたそう... もっと読む

破船 (新潮文庫)

1367
4.13
吉村昭 1985年3月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

会社の先輩からお借りした一冊。 この作者の本は、漂流から2冊目かな? 漂流もこの先輩からお借りした本だった。 漂流もリアリティ溢れ、臨場感が... もっと読む

戦艦武蔵 (新潮文庫)

1355
3.94

感想・レビュー

巨大戦艦時代が終焉をむかえる中、最後の巨大戦艦になるのかな。 宝の持ち腐れみたいに、機密にしていた戦艦やけど、いざ、使う時には、もう負け戦確定的… 何か、... もっと読む

新装版 関東大震災 (文春文庫) (文春文庫 よ 1-41)

1090
4.06
吉村昭 2004年8月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

吉村昭『関東大震災』文春文庫。 関東大震災から丁度100年という区切りの年。我々日本人は、この100年の間に阪神淡路大震災、東日本大震災という2つの... もっと読む

ポーツマスの旗 (新潮文庫)

813
4.12

感想・レビュー

初の吉村作品。こう言った記録小説自体を初めて読み、読み進めるのには時間がかかったが、通常の小説と同じく、或いはそれ以上に世界に入り込むことができたのは不思... もっと読む

零式戦闘機 (新潮文庫)

764
4.04
吉村昭 1978年4月3日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

零式戦闘機の誕生から終焉まで、史実とともに読むことができます。開発者と発注元である軍部との関係や、実戦で示された最新鋭機の活躍、製造工場から飛行場までの輸... もっと読む

桜田門外ノ変(上) (新潮文庫)

702
3.78
吉村昭 1995年3月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

この作品は、何度読んでも、リアリティ迫る描写で手に汗握り読んでしまう。 この頃の日本や水戸藩の情勢、政治的背景など、綿密に分かりやすく描かれているので、... もっと読む

星への旅 (新潮文庫)

662
3.81
吉村昭 1974年2月26日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

初吉村昭。太宰賞も獲った表題作収める初期作品集。 巻末コメントの言を借りてしまうが、ロマンチシズムと冷徹な現実の合体、がとにかくしっくりくる。どの作品も... もっと読む

桜田門外ノ変(下) (新潮文庫)

585
3.91
吉村昭 1995年3月29日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「これは映像になる」 と、どなたかが感知して映画になったのかどうか 2,3前に映画が完成しブレイクしいたのを思い出す たしかに読んでいて 雪の霏... もっと読む

冬の鷹 (新潮文庫)

566
3.96
吉村昭 2012年9月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

吉村昭氏の小説は実に骨太。 いつも圧倒されますが、この小説も確かな時代背景と客観的な人物描写で、読み応え充分でした♪ 体の内部の臓器の位置もまだ知られて... もっと読む

海の史劇 (新潮文庫)

479
4.15
吉村昭 1981年5月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

日本海海戦を中心にその前後に起きた様々な出来事も詳らかに...。意思決定、群集心理、傲慢、侮り、悲哀、憐憫...。 太平洋戦争に突入してしまう下地を作っ... もっと読む

大本営が震えた日 (新潮文庫)

473
3.79
吉村昭 1981年11月27日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

太平洋戦争勃発前の数日間を詳細な調査によって描き出した著者得意の記録文学。情報秘匿のためには人の死も厭わない軍部の闇、一握りの軍人により企図された奇襲計画... もっと読む

新装版 赤い人 (講談社文庫)

460
4.00
吉村昭 2012年4月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

H30.8.1 読了。 ・明治期の無期懲役囚達が北海道に渡り、自分たちの生活の場である樺戸集治監(刑務所)の建築から周辺の原野を切り開いて開墾、道路... もっと読む

雪の花 (新潮文庫)

456
3.89
吉村昭 1988年4月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

江戸時代末期の福井藩で、多くの人命を奪う天然痘と闘った一町医の生涯を描く。 天保八年、天然痘が全国で流行していた。当時の日本に治療法はなく、感染力も... もっと読む

ふぉん・しいほるとの娘(上) (新潮文庫)

430
3.89
吉村昭 1993年3月30日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

江戸末期に長崎の出島にやってきたドイツ人医師シーボルト。当時の鎖国政策を掻い潜るため、オランダ人と偽って入国活動する。医師として、日本の医術の発展に貢献す... もっと読む

仮釈放 (新潮文庫)

430
3.89
吉村昭 1991年11月28日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 殺人を犯し無期刑をいい渡された元高校教師が、服役成績が優秀であるとして仮釈放されるものの社会に溶け込めず、戸惑いと苦しみを抱えながら生きていく姿を描く。... もっと読む
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