毎日新聞の「今週の本棚」の中の「なつかしい一冊」というコラムを集めたもので、人気作家さんなど50人が紹介する50冊。

大きめの文字表記に、寄藤文平さんの絵が素敵なブックガイドです。

ちょっと難しそうな本もあったりして、共に懐かしく思う本は少なかったけど、好きな作家さんが、昔の記憶とともに懐かしんで愛おしそうに紡ぐ言葉に誘われて、読んでみたいな、と思わされたり。

一番心に残ったのは、佐伯一麦・選『ヘンリ・ライクロフトの私記』ギッシング=作の

〈人類を破滅から救いだす力の大部分は、静かにものを思う生活から生じる〉という言葉。

〈静かにものを思う生活〉のなかには、心に問いかけや共鳴をもたらす〈読書〉というものも含まれているのではないかな、と思ったりしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年3月9日
読了日 : 2022年3月9日
本棚登録日 : 2022年3月9日

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