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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784908059872
感想・レビュー・書評
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煙草に一家言ある物書きはやはり面白い。
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喫煙は中毒で病気のひとつとも言える。が、性癖のようでもある。フェチズムだ。とはいえ犯罪者のように白い目で見られる現代、そのフェチズムはもはや一般社会から疎外される変態行為に近いものがある。そんなマイノリティ、愛煙家たちが織りなす個々の煙草物語。喫煙者をただただ狂信的に嫌悪する人々には読むことすら難しいだろうが、彼らを一種の動物、もしくはそういう風に生きることが決まっている宿命の人、として客観的に喫煙者の生態を観察するとしたらなかなか充実した短編のラインナップであり図鑑であり歴史的な一作ではないだろうか。
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良かった。
またタバコ吸いたくなってきた。
執筆陣に「芥川龍之介」とあって期待したが、
ある意味大当たりだし、ある意味残念。
どちらにしろインパクトは大。
「もうすぐ絶滅」と言いながら、
今のような状況がまだまだ続くんじゃないかなとも思う。
10年後に読んだらどんな感想になるのかな?